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新生銀行の仕組預金とは 

2009年12月現在、新生銀行が売出しをおこなっている『仕組預金』という商品は、金利がなんと1.0%もあります。都銀(メガバンク)や地銀の10年物の定期預金の金利が、0.4%〜0.6%程度というご時勢、いったいどうすればこのような高金利になるのでしょうか?



「定期」預金ではなく「仕組み」預金

冒頭から「仕組預金」という言葉が用いられているように、この商品は、いわゆる「普通預金」や「定期預金」とは商品の性質が異なっています。
新生銀行の仕組み預金(2009年12月時点)の商品概要を抜粋します。

  満期が最短3年、最長10年(銀行側の判断で期間は変動する)
  最初の3年の金利は1.0%、その後も期間が延長される場合は0.05〜0.1%ずつ
   金利は上乗せされ最長10年目のときは1.7%の金利になる。
  原則として途中解約できない。解約する場合は元本割れする可能性がある。


この概要を見てどう感じられたでしょうか?
預金者にとって金利が良いというメリットがありますが、銀行側にも満期を自由にコントロールできるという強みがあります。

銀行側の立場でみれば、3年後に予想よりも実勢の金利が低ければ、満期を繰り上げれば良いし、金利が高くなっていれば満期を伸ばしてやり過ごすことができます。
つまり、銀行側にとっては一定の範囲よりも金利が大きく変動し、予定通りに利益が得られないリスクを回避することができます。


仕組預金とは、オプションが組み合わされた預金

先ほど述べた銀行にとってのリスク回避の部分が、金融商品の世界では、オプション取引として実現されます。
オプション取引について具体的な説明は省きますが、この仕組預金を例にするならば、
”金利の支払いについては必ず、当初3年は1.0%、以後は0.05〜0.1%ずつ上乗せする”+”3年以後は前倒しで満期とする事ができる”という権利(オプション)を銀行は預金者から買っていることになります。


よって、預金者はオプションの売り建てを行っている状態になるので、売りの対価分が高い金利となって上乗せされていることになります。



銀行・預金者双方のメリット・デメリット

銀行・預金者双方にメリット・デメリットがあります。

 預金者のメリット
   高い金利を得られる(オプションを売った対価を得られる)

 預金者のデメリット
   中途解約はできない。もし中途解約を行うなら元本割の可能性がある
   (オプションを買い戻すので、費用がかかる)


 銀行のメリット
   予想範囲外に実勢の金利が変動しても、オプションを行使(低い場合は、
    満期を3年で繰り上げる。高い場合は満期を伸ばす)することで、
    損害を抑える(むしろ利益が出る)ことができる。

 銀行のデメリット
   金利があまり変動しない場合は、オプションの効果が出ないため、購入した
   オプション代金(プレミアム)だけ損をする。




おすすめは・・

さて長くなってしまいましたが、仕組預金は銀行が扱う商品としては少々複雑な部類に入るかも知れませんが、デメリットもあるという事をよく加味して頂ければ、高いメリットの恩恵を受けることができるといえます。
仕組預金を購入するならこんなケースがぴったりかと思います。

 10年ぐらいは絶対動かさなくても良い、余裕資金がある。

 しばらくは、金利が変動しない(低金利のまま)と考えている。



仕組預金 新生銀行




 
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